確認申請などを自分で行う場合、Jw_cadが使えると便利です。
イラストレーターなどのアドビのソフトを使い慣れた人には、その独特の操作感に戸惑います。
JWCADはDOSの時代からあるので、どちらかというとjwの方が最近のパソコンソフトより先輩かもしれません。
今回は土地家屋調査士さんからいただいた境界確認測量図と、自分で描いた間取りを重ね合わせてみました。
だいたい測量図は北の方角が上になっているようなので、間取りも最初から北を上に書いておくと合成が楽かもしれません(回転はできますが)。
まずは測量図をjw_cadで普通に開きます。
今回いただいたcad図面はA3のようです。
それから次は間取りを開きます。
タスクバーのjwwアイコンを右クリックして2つ目のアプリを開いて、そこからファイルを開きます。
セカンドディスプレイなどあると便利です。
自分の場合、左のディスプレイに送り先、右のディスプレイに送り元のファイルを開くようにしています。
測量図などは間取り図と縮尺が違うと思うので、まずは縮尺を合わせます。
jw_cadはレイヤーグループごとに縮尺が変えれます。
1レイヤグループに16レイヤー作れて16レイヤグループあるので合計256レイヤーが使用可能です。
今回、測量図の方は[0](四角0レイヤーグループ)に入っていたので、[1](四角1レイヤーグループ)を選択し、右下のS=1/○○をクリックして「縮尺・読取 設定」で合成する図面の縮尺を設定します。
今回の測量図の場合は、1/200にすることでスケールが一致しました。
間取り側で基準点を変更しておくと位置合わせが簡単です。
私は間取りの左下隅を基準点にしました。
範囲(左側ツールバー 編集1)をクリックし、範囲選択すると基準点が選択できるようになります。
あとは間取り側の図面の必要な領域を選択し、[編集] → コピー、測量図側でレイヤーグループ1が選択されているのを確認し、[編集]→[貼付]を押し、位置合わせをすると図形が合成されます。
合成後、[その他] → 測定 間取りと測量図で距離をはかると、無事正しいスケールの数値が出ました。